乗馬Day 31: 相模原 Lesson 2

2022年9月6日火曜日10時。相模原乗馬クラブへ、4回チケットの2回目のレッスン。

今日のパートナーも、おっくん。右目の上にお飾りがついているのだ。撫でられるのも平気で、度胸が座っています。

指導は、T大先生。評判通りのおっかなさでございました! 馬場の中と外とでは別人のような変貌ぶりです。それにしても、私のような、もう57歳で、これから馬術競技なんて考えられもしない人を相手にこれだけ真剣に、まるで高校生を教えるかのように接するというのは、たいへん貴重なことでありますよ。とっても新鮮!(いや、ビビるけど泣笑)

乗馬ポイント 踵を下げる

サンヨー、日の出で習ってきたときよりも踵を下げてとの注意をもらいました。
 サンヨーは本当に右も左もわからず状態で乗っている高さだけで怖いくらいで、ひたすら馬体を脚で締め付けてホールドしていただけでしたもの。日の出になった頃にはやや恐怖は薄れ、蹲踞状態で身体の芯1点に集中することに重きを置いていました。そのため、脚のことをとにかく忘れてブラブラさせているほうが優先されたのです。
つまり、身体の芯1点に集中しつつ、脚はリラックスしつつ、だからこそ踵が下がる、というのがおそらくベストなのでしょう。ぜんぜん無理!とくに左足が、踵を下げようと思うと鎧に深く入ってしまいNG。

乗馬ポイント 速歩にするには

常歩から速歩に、と、ここでT先生のネットでも拝見したことのあるお決まりワード「蹴れ、蹴れ、音がするくらい蹴れ!」出ました(笑)。ひどい言葉に聞こえますが、申し上げておきますが、私のブーツは拍車もついていないし、私には脚力もないので、頑張って蹴ってもおそらく馬くんには痛くも痒くもないのです。T先生がそうおっしゃるのは、脚力も筋力もないわたしのような人に、脚力や筋力をつける練習をさせているためと思われます。だって、ちゃんと乗れる人にはそんなことおっしゃっていらっしゃいませんから。
 さて、一向に速歩を出せない私に対して、前回は、D先生はすぐに諦めて鞭を持ってきました。が、T先生は、諦めません。
T先生「アクセル!」
わ「アクセルとはっ?!」
T先生「脚(きゃく)をつかえ!」
 ・・・日の出に行っていなかったら、脚を使うとはどういう意味かもわからなかったと思います。これは、ふくらはぎからくるぶしにかけてを使って馬のお腹をくるむように触る、という意味。
 が、脚の使い方もクラブによって異なることがわかってきました。サンヨーでは、脚は3秒ほど触ってはずして馬が進み始めるのを3秒ほど待つスタイル。もっともこれは当時、常歩スタートの時のことなので、速歩にするためには、は違うのかもしれません。日の出では、馬のリズム1234を感じながら、おなかの下の方を触っては離すリズムを作り出すことで馬の歩調を徐々に速めていくスタイル。それでもうまくいかないと踵をおなかの後側にキュッと入れる。が、相模原では、脚をとんとんと、速歩になるまで止めずに使い続けるようです。私が3秒待ってから、とやっていたら「やめるな、続けろ!指示が伝わるまで止めるな!」とのこと。そしてあの有名ワード「蹴れ蹴れ音がするまで蹴れ」です。馬上でバランスをとりながら、両脚をきちんと意思を持って動かせるか、の筋トレになります。

乗馬ポイント 軽速歩

残念ながら音がするまで蹴れなかった筋力なしの私についに痺れを切らして、さしものT先生も鞭を持ってきました。
「使わずに、持っているだけ」。
 この言葉からも「蹴れ蹴れ音がするまで蹴れ」は馬いじめではなく、人間の筋力作りの方、意識作りのためだとわかります。
「手綱を引き締めすぎない。口につながっているんだから」
「どうしたら伝わるか考えてみろ」
「手綱と鞭は極力使わない」。
などなど、馬への愛情が感じられる言葉ばかりです。
 熱血コーチスタイルで言葉が飛んでくるので、受け取る人によってはキツく感じられるかもしれませんが・・・。
 肝心の軽速歩は、だいぶ「立つ座る」が気持ち良くできるようになってきました。サンヨーではあの小さな丸馬場半周が最長。日の出では小さい方の馬場で直線を乗り切れなかった。なのにここではずっとひたすら続けられるのはなぜ?馬が初心者に慣れているからなのか、そうするように調教されているのか。サーカスの馬なんかも乗り手がどうあろうとひたすら同じテンポで速歩を続けますけれど、あれに近い感じなのかしら。それにしてもえらいぞ、おっくん。

おっくんは本当に写真に撮られるのが好き。

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