トロイ戦争は起こらない：稽古から舞台へ

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5月からの長い長い稽古期間が終了！！！
『トロイ戦争は起こらない』

三輪えり花は主役たちをサポートするアンサンブル出演の立ち位置です。人間効果音として声を出したり影で動いたりします。

まだ背後でフルートを吹いていた、稽古初期の頃。
感染対策のため、フルートは封印。

ここ数年ついている歌の先生のおかげで少し歌えるようになったのが功を奏して、high B♭ のバラード的フレーズに貢献できるのが一番嬉しいかも！

あ、たまにコミカルな息抜き場面で王妃やります。

その王妃エキュブ（ヘカベ）は、欧米文化では最高の母性（反戦）の象徴とされ。ゼウスの妻ヘラと同様、夫に対しても言いたいことを言う強さとユーモアがあります。

ジャン・ジロドゥの『トロイ戦争は起こらない』にもそれが色濃く反映されていて、彼女が口を封じられる時、戦が起きるという構図です。

今回は、演出上カットされている部分も多いのですが、その中で、ジロドゥが描いたキャラクターの存在意義を表現できるよう、日夜努力を重ねてきました。

場面や台詞がどんどん削られていく初期の頃は、これでどうやって伝えるのか、と悩みましたが、最近は、アンサンブルとして影で動きながら、むしろこのアンサンブルの時にこそエキュブの苦悩と、トロイ戦争後の彼女（と娘のポリクセヌ）の悲劇が伝えられるのではないかと閃き、迷いが吹っ切れました。

三輪えり花、セリフも表現もすべて最高を届ける自信があります。
ナチュラルな場面もムーブメントの場面も、三輪えり花にご期待ください。

今回の仲間たちも大好きです。みんな本当に良い人たち。

娘ポリクセヌを守りたい母

冒頭を確認していた頃

戦争推進派の大臣にユーモアで反戦を訴えるところ

アンサンブルにはメインキャラクターのほとんどが参加します。みんなで打ち合わせ中。

息子パリスとのコミックシーン

衣装ができてきた！

稽古場最後の通し稽古。衣装も完成！

8月24日から椎名町にあるシアター風姿花伝にて。
お申し込みの際は、関係者欄に「三輪えり花」とご記入ください。

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