2022年5月31日火曜日、日の出乗馬倶楽部で5回目のレッスン。
馬はセサミ。小高先生。
さて本日のレッスンは、広いほうの馬場に出ました。この広いほうは障害やドレサージュの練習をするために騎乗スタイルをチェックするそ大きな鏡が置いてあります。鏡はきれいに手入れされていて、ピカピカにこちらが映ります。
今日は乗り込みの方法を変えました。
乗馬ポイント:前向きの乗り込み
今までは、馬の頭に対して後ろを向いて左足をお尻に向かって引っ掛けてからと上ったのですが、今日は、 YouTubeで見た、馬の頭の方を向いて、身体ごと鞍に体重を預けて乗ると言う方法をやってみました。
誰も何も言わなかったので、それでもよかったのでしょう。
でも、映画とかで、馬にさらっと飛び乗る方法を考えてみると、馬の頭側から手綱を持って乗るわけだから、当然お尻の方を向いて鐙に足を乗せて、ひらり!がやはり本当なのかな?
台を用いて乗る時と、ひらり!またがりと違うのかもしれないですね。
またがってセサミがすぐに歩き出さないよう、手綱を短めに抑えて鐙の長さを確認します。
立ったり座ったりして、立った時に膝が伸びてしまわないか、座った時にちゃんと踵が落ちているか、膝は膝当てより前に行っていないか、足首がきつくないか(膝から足首へジグザグになるので、曲げた足首がきつすぎないか、です)。
今日は大丈夫そうです。先生が良さそうですね、はいと言うと、その声を聞いたせいで、セサミは歩き出します。・・・私が指示を出していないのに!ぷんぷん。
大ニュース!荒乗りしちゃった・・・
昨日の晩から今朝にかけて、だいぶ降ったので、かなりぬかるんでいるかと思ったが、水が溜まっているのは入り口付近だけ。右旋回のセサミがその大きめの水たまりのところに来たとき、右の後足が、かくんとなったので、泥に足を取られたのかな、と思ったら、ぶるんぶるん、とちょっと暴れました。前足を上にあげたり首を振ったりして、かなりジタバタ暴れたので、私の体重が後ろへ行ったり、首に捕まりそうになるほど前に行ったりした。
「wow wowセサミ!」と落ち着かせようとしました。先生もすぐにやってきて、セサミを止めて、首筋を撫でました。
セサミを鼻息荒く、「ふんごー」とか言って、首を振っています。
小高先生の話に依ると、どうやら水たまりを回ろうとしたときに、入り口近くにいた業者の車がドアを開閉したらしい。
私には聞こえなかった。馬の耳って敏感なんですね。
「馬は、前方にあるものからの音はそんなに気にしませんが、背後からの音はとても気にするんです」
まず背後で音がしたときにパニックして、それから逃げ出すのだな。
逃げ出す前に一度パニックが入るところが面白い、というか、映画ではいわゆる「絵になる」部分なのですが。
そのパニックの所で馬が立ち上がっちゃったりジタバタしたりした訳でした。幸いにして、走って逃げる前に落ち着いてくれた。
私、よく落ちなかった、えらい。
自分でもあまり慌てた感じはしなかった。
いや・・・でも何がどうなっていたのか、あまり覚えていないので、冷静と言うほどでもなかったのでしょう。
「あ、泥に足を取られた? おいおい、それほどのことかい?」
と、とりあえず首に捕まったけれど、上下に4〜5度はねたのを耐えた感じはした。
セサミはかなり鼻息荒く、ふんがふんが、言っていました。
ふんっっと鼻息を噴き出しながら、「驚いたじゃねーかよ、ったくよー」と言う感じがしてかわいかったです。
気持ちが落ち着いたところで、しばらくゆったりと常歩。
この後は、ずっと、まったくのんびり常歩でした。
どうしてもテンポを早めにすることができません!
ただ、今日のポイントは手綱さばきでした。
手綱さばきと言うよりも、「方向転換」の練習。
YouTube で見たアメリカ人インストラクターが言うには、まずは股関節周りから腹筋、その次が脚、最後に手綱。手綱は本当に最後の手段で、基本的には股関節から骨盤が下へ向かって坐骨で馬の後ろ半身のエネルギーを受けて、それを前へ送る。
坐骨でバランスを取り、それによってコントロールをします。
なので今日はできるだけ手綱をつかずにやってみようと思っていました。
乗馬ポイント:方向転換は坐骨で
バランスよく乗って、馬を締め付けないように、坐骨だけに乗って、膝で馬を締め付けない・太ももで馬を押さない。脚全体が馬体から浮くぐらいに力を抜く。すると、坐骨しか当たるところが無くなる。
それくらいのイメージで、馬と接している感じかと思われる。
YouTubeでは、
ターンする時、右へ行きたければ、左を閉じて右を開く。
つまり、行きたい方向へドアを開いて、行きたくない方向のドアを閉じる。
という言い方をしていました。
小高先生は「坐骨で回りたい方向とは逆へ体重を落とす」と言っていましたが、おお、まさにその通りではありませんか。
右へ行きたければ、左の坐骨に乗ることで右は浮いて脚が軽くなる。左を閉じて右を開く、ことになります。
ま、言うは易し、理論はわかった。
のと、やれる、のとは別物でして。
乗馬ポイント:方向転換の手綱
さすがに、坐骨だけで方向転換をするのは、プロフェッショナル。
わは手綱も使わないとだめな初心者。
右へ周りたい時は、右を扇のように開く。
(右腕を後ろへひいてはダメなのよ)
肘を支点にして手首の形を崩さないまま扇のように右側へ開く。
で、その際に左手の握りを右へ少し緩めつつ馬の首全体を、外側から右へ押すような感じにすると、さすがのセサミも右へ回転してくれました。
セサミは右旋回がそもそも好きなので、左へ向ける方が大変でしたが、小高先生は「そうです、そうです」と励ましてくださいました。
というわけで、今日は早いリズムをやろうと思ったり、そのために体重は下へ、とか、脚を少し当てて、とかいろいろ試しましながら、全て撃沈。
たぶん、わの指示の出し方がひたすら混乱するものだったのかと思われる。
レッスン時間も終わりに近づくと、それを知っているセサミは、もう小高先生のそばへ行って立ち止まろうとする。
で、おしまい。
今日は、ゆっくりした並歩のままでしたが、坐骨・手綱のステアリング・ストップ、など意識するところをたくさん意識しながら、しっかりやりました。
終わってから、馬装場で、足のプロテクターや鞍を外します。
頭絡を外して無口をつけるところは先生がやりました。やっぱりそれは危ないんだね。
とにかく今日の大ニュースは、暴れちゃった馬からずり落ちなかったこと。
あとから典子先生にも、よく耐えたね、と褒められましたが、その頃にはそんなことがあったこともすっかり忘れていました・・・
コメントを残す