乗馬 Day 22: 日の出 Lesson 3

2022年5月17日火曜日。今日の乗馬レッスンは満足のいくものだった。

朝10時からのレッスン。
予定表に、私の名前がセサミの横にあった。
馬装をつける場所にすでにセサミが待機している。
まだすっぽんぽんのままで(何の馬装もせずに) のんびりしているセサミはとてもかわいい。

ブーツを履いてセサミの近くへ戻ると、小高先生が馬装を始めていらした。鞍を載せたり腹帯を閉めたりそのベルトの穴の数を数えたりとずいぶんいろいろやることがあるのだな。できるだけ1つずつ見ながら憶えるつもりで眺める。セサミはたくさんあくびをして、あくびをするときに目がトロトロして長いまつげがほわほわするのが可愛い。愛くるしい馬だ。

頭絡をつけ終ると、セサミをひいて馬場へ出る。今日は鐙の長さはある程度先生が合わせてくださった、そのままで大丈夫だった。乗ってから立ち上がってみて調子を見るが問題なさそう。

先週典子先生に習った、

頭が踵と繋がって浮かんでいるように

を意識し続ける。
これはアレクサンダー・テクニークをやっているわには全く問題ないのだ。
一方、お尻の真下で馬の背骨と点でつながる(指の上に乗せるやじろべえみたいに)下に下にとの感覚はちょっと解らぬ。

典子先生が教えてくださったように少し股関節を開いて馬を締め付けないように気を付ける。

セサミはとてもやる気のある子なので、乗るとすぐに動き出してしまうのだが、今日は朝早くてまだ寝ぼけていたせいかかなりゆったりめ。例によって右旋回で始めた。のんびりポクポクと歩く。

右旋回をしながら、今日の馬の様子や調子、リズム、それからわ自身は頭が乗っている尾てい骨から頭骨そして踵にかけての上下のバランス1点の上に乗っていることを心がける。

センターライン上に踵、股関節、肩、脊椎の頂点で頭骨の乗っているポイントがつながる。
踵は下へ、骨盤は下へ、
腹筋(腹直筋)は上へ、腰椎から上も上へ。

そうしながら何周もした後で、止まれの指示を出すのだが、今日もセサミは止まってくれない。
わの言うことを等を完全に意に介さない模様。
小高先生がいらっしゃるのでそこに付き合っているだけなのだ。

舐められております。

わの指示ではなく、小高先生がわに言う「止まって」に反応しているように思います。む〜。

それから軽速歩をやってみようとするがやっぱり変化なし。

脚を使って、かかとを使って、と小高先生に指示をされても、わにはそもそも「脚を使う&かかとを使う」こと自体が多分理解できていないのだ。自分でそう感じる。そして相変わらずセサミには私のやりたいことが伝わりません。

なので、小高先生に「はい、軽速歩を出してみてください、出していいですよ」って言われても「いやいやいや私だって出したいんですけど」って思いながらもうひたすらてくてくてくてくのんびり歩いているセサミです。

そこで先生に、
「そもそも私は脚を使う・かかとを使うということがよくわからないんではないかと思います」
と申し上げて、1から教えていただきました!

乗馬ポイント:脚(きゃく)を使う

脚(きゃく)を使うとは、ふくらはぎの下3分の1位を馬のお腹に当てるつもり。
(当てることが馬にわかるためには、当てるまでは当たっていないことも大事。)

踵(かかと)が上がってしまうと脹脛(ふくらはぎ)が緩みます。
が、踵を下げると脹脛がちょっと硬くなりますよね。

脚は脹脛がその状態にして馬に当てます。
(要するに、脹脛で触れる)
でもただ触るだけじゃなく、

馬のお腹の内側&下側に、足首で丸め込むようにします。

そのためには、足の小指側から、小指側を内側へ親指側を外側へ展開していくようなつもりになると、馬のお腹を下から抱っこする感じになります。それが脚を当てる。

かかとを下ろしてふくらはぎにテンションがかかったらその状態で足首を外旋回させていく形で馬の中を抱え込む。

乗馬ポイント:踵(かかと)を使う

上記、脚を使いながら、さらに指示をはっきりさせるために、ほんの少し踵を後ろ側へ持ち上げる。

じんわりと当てては、ぱっと離す。

パッと素早く離すんだ、と思うと、同じ調子で、どん、と当ててしまう人がいますが、それは蹴ったことになるので、進むのが大好きなセサミはとっとと走り出します。なのでセサミの場合は蹴るのは厳禁。

じんわり当ててパッと離す。これを繰り返します。やってみましょう。

・・・しかしやってもやってもまるで速歩(はやあし)になってくれません。

「ちょっと強めに触っていいですからね」

はい、頑張っております。
ダメです。

が、先生が横にて「速歩を」とわに言ったところで、セサミが気持ち反応してちょっとリズムが出る。
けれども、わのために速歩になるつもりはなさそうです。とほほ。

そんなこと何周も繰り返して、ようやくセサミもある時動き出してくれました。
でも多分、10歩位です(そんだけ〜涙)

軽速歩(けいはやあし)とは、乗り手が馬の上でお尻を浮かせたり沈めたりする(立つ座る)かどうかだけなので、馬はひたすら速歩で動き続けているに過ぎない。

せっかく速歩になっても、わが私が軽速歩のつもりで立ったり座ったりをすると4〜5回でセサミは速歩をやめてしまう。

なぜなんだろう?
無意識のうちに手綱を引いている?
膝に無意識のうちに力が入っている? (先週典子先生がおっしゃっていた「背中を両方からつまんでる感じ」で、馬にはすごく動きにくい)

その10歩位しか進まないのを何度か繰り返しているうちに小高先生が、アドバイスしてくださったこれが、ものすごかった。今までのはなんだったんだ、と思うくらい楽だった。

乗馬ポイント:軽速歩をするときの人間の足

浮いたお尻が鞍に戻る時に脚を少し閉じる。

それは、膝で締めるのとは違って、上記で馬を進めるときに使う、お腹をくるんと抱き抱えるのと似た感じで。

鐙に乗っている足の圧力はずっと変わらない。

鞍にお尻が戻ったときに、はずみの重力で力が抜けてしまうと、膝が浮いて鐙に圧力がかからず、その分、馬の背中に「どすん」と体重がかかってしまうことになる。それを避ける。

なるほど。
仕組みは理解した。

やってみると、わお。
半周は続きました! パチパチパチパチパチパチ。

この練習を続けて、ようやく1周できたところで、今日はおしまいです。

いや〜
これまでは、軽速歩になると、自分が鞍から放り出されるようで、恐怖心から心理的に手綱につかまったり、膝で馬を挟んだりしていたのです。

が、この、お尻が馬に戻ってきた(落ちてきた)ときに、馬のお腹を抱っこするように脚を使うと、めちゃめちゃ安定して、しかも軽やか(わの気持ち的には)に、自分の体重を感じることなく乗ることができたのです!!!

また、先週典子先生に教わった、旋回とは逆方向に体の支柱線を捻っていく方法もずっと意識することができた。

軽やか。できる。わお。イメージ通り。すごく、乗れる人になった気分。

おかげで、とても満足度の高いレッスンとなりました。今日は、10時15分ぐらいに乗り始めて、10時45分までやっていただきました。ありがとうございます。

乗馬ポイント:頭絡のしまいかた

朝一番のレッスンは、交通渋滞もなく、空気も気持ち良いので、次回も朝一番に変更していただきました。

【Live Interaction】
リードをとるにも、相手が気持ち良い方法で。


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