乗馬 Day 20:日の出乗馬クラブ Lesson 1

2022年5月6日金曜日、日の出乗馬クラブの平日レッスンに通い始めました。
4月中に既に予約してあったのですが、到着したらひどい雨で乗れず、そのまま満席と連休とで今日になってしまいました。サンヨーガーデンで最後のレッスンが終わってから3週間以上空いてしまってちょっと不安なスタートです。

私の今日のパートナーは、セサミ君。白地に胡麻塩模様の入った、セサミという名前通りの、とてもきれいな大きな馬です、もとは障害競技の馬だとか.

乗馬ポイント:鞍は大切

使っている鞍はイタリア製の Amerigo で、オーダーメイドとか。で、聞きました。

「オーダーメイドというのはどういうことですか?」
「まず馬のボディーに合わせます。」

つまり、この馬に乗りますっていうのがわかってないと注文できないのだな。

「それから人に合わせます。」

なるほど、クラブの馬ではなく、自分の馬というのを買って、その馬のボディに合わせて、馬に乗せる部分を作り、その上に、乗り手に合わせた座面を作るわけか。

そうよね。
中世騎士物語なんかでも、騎士は馬と一心同体。
いつも一緒にいて、森の中なんかでもまず馬第一で世話をするもんね。
本来は、そうして苦楽を共にする「パートナー」という状態であるはずなんだ。そうだよね、本当にそうだ。

これは馬場馬術つまりドレサージュ Dressage 用の鞍です。ドレサージュ用だと鐙が結構長いのです。乗る前に調整しておかないと乗ってから後の調整の仕方がちょっと大変なので、乗る前に出来る限り調整しましょう。

乗馬ポイント:乗る前に鎧の長さを調整するとき

調整する時はバックルが1番上に上がってロックされてる状態でその先端に中指を当てて、脇の下まで腕を伸ばした長さを測ります。
腕を伸ばした長さをはかって、鐙のバックル穴を決め、それで乗ってみて、あーこれより長いなぁあー、とか、これより短い方が乗りやすいなとかを決めます。

「鞍や鎧によって癖が違うので、だいたい自分の腕の長さで先に取っておいてから、実際に乗って、そしてさらに多少乗ってから変化があるかもしれません。」

実際、わは腕の長さで測ってから乗ってみて、最初は大丈夫と思ったけれども、乗って1周2週もするうちにちょっと足首がきついなと思いましたので、2穴ゆるくしました。ドレサージュ用の鞍の特徴だそうですが、鐙のベルト穴のビッチが、とても狭い。サンヨーガーデンでベルト穴の感覚は1インチ位ありました。けれどもこちらは半インチの長さでとってあるようです。)

これらの説明は全て洗蹄場(せんていじょう)で、繋いでいる状態で行われました。その間、セサミは、なんども前足でカリカリして、前へ出よう、出ようとしています。やる気十分!

「障害をやっていた馬は、やっぱり動くのが好きで、さくさく動きますからね」

いやほんと。セサミにまたがってまだ手綱もしっかり持たないうちに、ぐんぐんセサミが歩き始めてしまって。やる気満々すぎてちょっとびっくりしました。やる気が充分と言うよりは早くご飯が欲しくて馬房に戻りたいらしい。それでとっとと仕事を切り上げてしまおうとの魂胆でガンガン歩いていたようです。。

手綱もまともに持ってない状態でセサミが歩き始めてしまったらでも焦る焦る。
これまでサンヨーガーデンで載っていた馬の一番背が高い子と同じくらい背が高くて、ちょっと恐怖。
止めよう、止まって、とかなり手綱を引き締めたんですけど、それでもセサミは全然平気で、がしがし歩き続ける。

「止めたい〜、止めたいんですけど〜」

乗馬ポイント:止めたいときは

止めたい時、しっかり手綱を持って心の中で止まるよって言うと自然に止まるんです。

が、セサミのようにガンガンに歩いてるやる気満々のお馬さんの場合には、私が手綱を引き締めた位ではもう全然駄目で。

手綱をじんわり引き締めるくらいでは止められない。
例えば、瞬間的にキュッと引っ張ると、それが刺激として伝わって、「あれ止まれかな」って思うかもしれない。
だけど、ぬるっとやっていても、指示として受け取らないから止まらない。

乗馬ポイント:とにかく止めたい時

手綱だけでやろうとせず、背中を後ろに向かって寄り掛からせる感じで、さらに上に上に上に上に上に後ろに、ひき続ける。

体重が前にかかると前に進む。
だから後ろへ後ろへ。

そのうちに止まりました。

乗馬ポイント;初めての馬に乗る時は

初見の馬ですから、と小高先生は何回かおっしゃっていましたが、なるほど、鞍のオーダーメイドの話からもわかるように、本来は、双方の信頼関係が合って初めて「乗せてあげる・乗せてもらう」があり、それが「乗せてあげたい・気持ちよく動かせるようにしてあげたい」の関係に高まっていくことを思うと、初見の馬に乗ることがどれほど馬にとってストレスかは容易に想像できる。

サンヨーガーデンの初心者用の円馬場(まるばば)のように、できるだけ小ぶりに柵がしてあると、馬も行き場がなくて勢いよく走り出すことはできないし、先生がたは調馬索(ちょうばさく)をつけてくださっているので、初見の馬でも何とかなるのでしょう。

けれども日の出のようなだだっ広い四角い馬場の中では、馬も走ろうと思えば走れるし、そこを円を描いて歩かせようとするのは初心者にはなかなか至難の業です。

そこで、初見の馬の時は、何かをしようとせず、並足で歩かせながら、その馬の癖をつかみ、その馬が取りたがるペースや、どうしたら止まるのか、得意なのは左旋回か右旋回か、鼻面は正面を向くか、ちょっとどちらかを見る癖があるのか、など、諸々の様子を見ることが大事だと教わりました。

セサミは右旋回が得意なようで、勝手にてくてく始めたときも右旋回でした。

人間はほぼ左旋回なようです。
たしかにスピードスケートも走るかけっこのレースも全部左旋回ですよねなるほど。

右旋回でもセサミの好きなコースっていうのがあって、割とサクサク進む場所や、乗ったり進む場所があるんだなとわかって、興味深かった。

乗馬ポイント:ハミ受け

ストップを何回か練習して、その時先生が「キャリアージュしてますね」と何回かおっしゃる。
日本語で「ハミ受け」って言うらしい。

手綱を絞ったときに、馬の方で自分からハミの位置をうまく調整しようとする行動?
ぐいぐい引っ張ってるんじゃなくて、馬の方で、はいわかりましたと言うかのように、ハミの位置を自分で直しにいく時があるみたいです。

ハミ受けがしっかり出てるできてる時っていうのが 、英語で On The Bit 。

そして手綱が短すぎると、ハミ受けをするために馬はちょっと後退りをするんですね。なるほど。
その動きがドレサージュで後退りとして使われるわけだな。

つぎに:じゃあちょっと左周りをしてみましょうか。

右へ振ってセンターへ出てから左へ、逆 S 字型で旋回させる。

セサミはなかなか左に行きたがらなくて。
やっと、早く終わりたいからじゃあ左行きますよ、そんな感じでやっと左旋回。

左旋回の時は、ストップをかけると割とスムーズに止まりました。
セサミが左があんまり好きじゃないからストップかけられると、はーいって言って止まるんですね。

そのあたりから、ようやくいい感じになってきて、わも手綱を、どう譲ってあげるかとか、なんか少し自分で操作できたような気がする。

つぎに:じゃあちょっと軽速歩行ってみますか。

久しぶりなので、やや恐怖心がありましたが、やってみました。

セサミは左まわりの時は、やる気がないので、脚を当てるだけでは伝わらず、踵でぽいぽいってやってあげたらやっと動き出しました。さらに速歩にするには、もっとぽいぽいしてみると、なんとなく速歩のリズムにはなる。

のろいけど。

でもわにはじゅうぶん。

立つ座る立つ座る。セットで4回ぐらいできたかできないかですぐ馬は止まってしまう。
わのぎこちなさっていうのが伝わるんだなぁ。

乗馬ポイント:軽速歩で立つまえに認識すべきこと

軽早足で立つとき、馬がどっちの足を出したときに立つか、が実はあるんです。
(これ、イギリスでやったのを憶えています)

回転の外脚が浮いた時にお尻を上げる。

すると進みやすくなるのです。

日本ではあまり重視しなくなりました、と聞きましたが、わは結構それ大事だと思う。

で今日はそこまでで。
たっぷりレッスンしていただいて、本当にありがたいです。
「セサミとは相性が良いようですね」ですって!
よかったよ〜セサミ。またよろしくね。


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