焦っているキャラクターは早口だと思うんですが、早口で演じると何を言っているかわからないと言われてしまいます。どうしたら良いですか?
という質問をいただきました。
日常で、焦っているとき、どうなっているか、観察してみましょう。
自分のことだと、自分が焦っている時は観察しにくいでしょうから、誰か焦っている人を観察すると良いです。
すると、おそらく、早口というよりも、思考の混乱があり、その中でも「これは言わなくちゃ」との思いが強い単語が強調されて言われることに気づくでしょう。
焦っている人は、早口にはなれないのです。
舌と唇の動きをよくする練習は必要ですが、「暗記」をつらつら口から捻り出しては、せりふになりません。必ず「思考とともに進む」ことを忘れないようにしましょう。
朗読でも同じです。台本が手元にあっても、思考が置いてけぼりになる時は、噛んだり滑ったりします。
思考を伝えようとする。それが大事です。
歌も同じです。
フレージングが思考と離れると、音とメロディは綺麗な声と響きで聞こえてくるかもしれませんが、そこに意味が見出せなくなってしまいます。
でも、ルーサーさんの歌を聞いてください。何を言いたいのか、歌から気持ちと意味と心と感情が伝わってくるすごい歌い手なんです。
緊急事態宣言も解除になりますし、土曜日には台風一過。ぜひ、ルーテル市ヶ谷にお越しください。
コーラスもシェイクスピアもある、盛りだくさんのプログラムは、
まさに「欲張り満腹セット」
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