お元気でいらっしゃいますか?
昨日の東京は爽やかな秋晴れで、思わず What  a good day!  とお洗濯を干しながらつぶやいていました。

うちの庭に咲く、秋の繊細な黄色いバラは、チェーホフの『ワーニャ伯父さん』を思い出させます。

が・・・東京などでの緊急事態宣言は今月いっぱいと延長され、不安と苛立ちの日々を送っていらっしゃるかもしれません。

はい。なのに、そんな中で、私は舞台公演があります。

珍しく私個人の企画ではなく、池袋演劇祭に出品するグループのコンピレーション(作品集)のひとつとしての上演です。

今のドイツで最も売れている劇作家デーア・ローアーの筆によるもので、30分ほどの力強い、想像力をかきたてる作品。
短編ですので、アイルランドの新作との抱き合わせ上演となります。

来週の金曜日が初日でして、昨日、初めて、アイルランドの舞台のチームとともに、通し稽古をしました。

ただの通し稽古ではなく、「スタッフ総見(そうけん)」という日で、舞台照明や音響のデザイナーやオペレーターも入って、ほぼ本番通りのリハーサルをスタッフさんにみていただくという、とても大事な日です。

私の演じるドイツ作品は一人芝居なので(このグループにはほかに五作品あり、どれも3人くらいずつの出演です)、プロデューサーと話し合い、私は稽古場を借りず、ひとりでしんみりお稽古することになりました(泣笑)

その様子をいや、心情を、動画にしましたので、ちょっと笑いたいかたは、よかったらyoutubeをご覧ください。

https://youtu.be/Z8Uc4A0fFM0

えっ!というか、来週ですよ、これ。いまごろのご連絡ですか?・・・ですね。すみません・・・

私の気持ち的にも、こんな時期にお知らせされても困るんじゃないだろうか、と遠慮しているところがありました。

でもまあ、配信もありますし、しかも昨日の通し稽古で観たアイルランドの新作もめちゃくちゃ面白かったので、(もちろん、私の演じるドイツものも、筆の力がすごいんです!)一応、お知らせだけでもしようかな、と思い・・・

国際演劇協会日本センターがコロナのロックダウンという同じ状況を同時多発経験した世界中で、劇作家はなにを書こうとするだろうか、とリサーチし、コロナ禍にあって書かれた新作を集めたコンピレーション(作品集)で、全部4カ国(アイルランド、中国、アメリカ、ドイツ)、6作品を、2カ国ずつ、Aプロ、Bプロに分けてお届けします。

池袋演劇祭に出品します。

私の出演するBプロは、9月17、18、19日。
詳しい情報は、国際演劇協会日本センターのウェブサイトでご覧いただけます。

https://iti-japan.or.jp/info/7794/

明日は、昨日のスタッフ総見でのドイツ作品のお写真をちょっとだけ公開いたします。お楽しみに!


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