喋って英語「気持ち」6では、「その気になる・その気にならない」を取り上げました。今日は、「気乗りする・気が乗らない」を考えましょう。
・気乗りする
この言い回しは、私は現実ではあまり使っていないことに「気がつき」ました。文章では使うので、やや文語的表現という「気がして」いるのかもしれません。あなたはどうですか?
意味としては、「それ、いいね、自分もやってみようかな」ですね。
I feel like doing it.
一方、
I have an inclination of doing it.
I have an inclination to do it.
は、やや文語的で、自分をちょっと第三者的に見ています。
doing と〜ing にするか、to do にするかで、微妙に意味は異なりますが、どちらでも大丈夫です。
・気が乗らない
これは、「気乗りする」の反対をそのまま使えます。
I don’t feel like doing it.I have no incliination.
あなたはいま、何に気乗りしていますか?
【Live Interaction】
気乗りするものへ向かおう
私が気乗りするのは、演出することと演技すること。
あと、旅行。
でも旅行は、そもそも「演出すること」と私の中でとても密接に関わっておりまして、何を見ても「これはどんな状況での演出に使えるかな」が私がものごとを見るときの根本原理になっている「気がします」。
演出ありきで、その中に、「じゃあ、どのような演技にしようかな」が来る。どのような訴え方をしたいか、お客様に何をどのようにお渡しできるか、が演出。そのうえで、じゃあ、どのような演技にしようかな、があるのです。
俳優たちも演出家視点を持つ人は、演技がすばらしく良いのです。
演出するとき、さまざまな演出にスイスイとついてくる。
それを見て、僻み体質の人は「あの人の演技はブレている、あの人の演出はブレている」と言います。でもそれは違います。演技も演出も、オープニングの日に向けて、さまざまな実験を柔軟に繰り返していけるのが良いのです。
そんな風に、試行錯誤を繰り返しながらリハーサルを重ねてきた【シェイクスピア遊び語り第16弾『テンペスト:大嵐』】は、昨日、大きな撮影日でした。
いや〜みんなすごいよ。本当にすごい。
ZOOMで稽古しているわけです。もちろん、撮影も全部ZOOM。(どのように撮影しているかはまた後日)
で、俳優個々人の周りは、ご自分の部屋なのね。
話しかけている相手、話している人、はどこにもいないの。なのに、その人に対して、確実に見事なタイミングで反応している。
これ、実際にやってみるとよくわかるのですが、いないところに向かって、ZOOMの声だけ・息遣いだけを耳から聞いて反応するって、ものすごい、ものすごい、ものすご〜く高い技術なのです!!
ほんとにみんなすごい!!!
配信でのお届けです。が、配信のためのリアル撮影の日もありまして、(配信用録画会 3月30日・31日、全4回。各回同じ)それを実際に演劇のように観覧することもできます。
詳しくは下記の画像をクリック。
コメントを残す