「どこ」はただの「場所」じゃない

新型コロナウィルスとの共存コ・コロナ時代のコミュニケーション。相手と触れ合ってはいけない究極の制約を逆手にとってインタラクションしていくために、「どこ」を効果的に使うことを演出家として提案します。

【WHAT 目的】
「どこ」をうまく活用したい

【OBSTACLE 障害】
「どこ」とは結局ただの「場所」でしょう? 
知識としてはわかるけれど、
それを演技に活かすって、どういうことか
さっぱりわからない!!

ど、どうすればいいのだ?

【HOW 方法】
いま目の前の相手がどこにいるか、チェックする。

【Live Interaction】
前回は「どこ」は、国や地域や屋外か屋内か等を知ることで、自分の「気分」や「ふるまい」が異なることをお伝えしました。

でも、国によって挨拶の仕方が違うことはわかっても、その場面で挨拶し続けるわけではありませんよね。

屋外の爽やかな気分を感じているとしても、その気分だけで、会話を進められるものでしょうか?

そこで、大事になるのが、

いま目の前にいる相手は どこにいるのか。

です。

二人の人間が立っていて、相手は太陽(窓)を背にしていてあなたの背後にはドアがあります。

想像してみてください。
ドラマでよく撮影される場面です。

相手の背後から日が射しているとき、そのステイタスの方が高くなります。いわゆる、後光が指している状態ですね。

上座と下座の関係も言葉遣いや気持ちに関係します。

身分の「どこ」もありますね。
ボスか部下か。

普通の友達同士でも、立ち位置や、座っているか立っているかで変わります。

コーチングやセラピストの鉄則のひとつに、
相手の心臓の側にポジションを取る、
というのもあるんですよ。

あなたの心の側に私がいます、
と深層心理に働き変え、
相手に心を開かせるために。

「どこ」は奥が深いのです。

何かをうまく働かせようと思ったら、
いま目の前にいる相手がどこにいるのかを観察し、
そのうえで、自分はどこに行くかを考えてみましょう。

ドラマ(演劇・映画・テレビドラマ・アニメ)を見るときも、いまここにいるキャラクターたちのそれぞれの「どこ」によって人間関係や物語が成り立っているのかをぜひ観察してください。

ドラマをもとにしていろいろ考えると、日常がとても簡単に思えるもの。だから、ドラマから人間のインタラクションを学んでいくのがいい。

演技に興味のある人のための「はじめての演技」ワークショップをZOOMで開きます。

6月20日(土)11時から13時
ごく少人数で行います。
が、あとぎりぎり2名大丈夫です。

詳しくはこちら
https://club.elicamiwa.com/ws/85/


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