〜連載中のバイカル日記14はこちら〜
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アレクサンダー本人直伝の先生に習ったアレクサンダー・テクニックで、わたしの何が変わったのか。
こう見えて、私は物凄い運動音痴で・・・
ええ、本当にです。
体育は5段階評価の1。
筆記試験が良かったので、成績表は3で済みましたが・・・
近所のラジオ体操に行っても、母にさえ「変なのー」と笑われるくらい。
ドッヂボールは一番最初に当てられるし、
バスケットボールは顔で受けて鼻を折るし、
かけっこは、もさもさ、どさどさ、と常にビリで。
ダンスの振り付けなども全く入ってこない。
右と左がわからなくなってしまう。
リズム感がない。
基本的な体力もなく、1週間の半分くらいは具合が悪くなって保健室で横になっていました。
食も細くて、給食は三分の1くらいしか食べられません。
たとえ大好きなアイスクリームも、一口か二口で、もう食べられなくなってしまうのです。
走る、ボール、動く、全部だめ。
そしてすぐにヘタれる。
クラスの競技大会は私が足を引っ張るので、そりゃ嫌われるわけですよね。
こんなわけですから、私は、動く活動はできないと思っていました。
それが・・・
イラン・レイシェルのアレクサンダー・テクニックを受け、彼の身体訓練の授業を通訳しながら、一緒に動いてみながらの2週間は、あっという間でした。
そして秋が来て、9月の演劇学校の授業が始まり、わたしはクラスで教え始めて、自分の感覚がガラリと変わっているのに気がつきました。
!!!!
思った通りに、体が動く・・・
!!!!
びっくりマークが止まりません。
なんかね、脳内神経と、身体の筋肉が、つながった!という感じなの。
これは、できる人にはわからないだろうなあ。
あと、そうなったことがない人にもわからないと思います。
が、
ほんとうにそんな感じ。
たとえば、ボールゲーム。
室内を走りながらボールを次々に渡していくゲームで、そこにセリフを加えたりして相手とのライブインタラクション能力を培うものです。
これが、受け取れるようになっていました。
つまり、ボールの軌跡を受け取る時まで見ていられるようになっていたわけです。
速さを測り、ジャンプしてとるか下で受けるか、などを瞬時に判断してそちらへ体が動くようになっていたわけです。
それから、狙ったところに投げられるようになっていました。
つまり、ボールの軌跡と強さを瞬時に脳内で計算して、指と手首をどこに向ければ意図する方向へいくかも瞬時に調整できるようになっていたのです。
なんか、もう、すごくないですか?
闇雲に特訓したのではなく、動きながら通訳していただけですよ。
でも、アレクサンダー・テクニックの基本のいくつかを毎日繰り返し、仕組みを理解していくことで、できるようになっていたのです。
本当に驚きです。
閉じていた受信装置と発信装置が一気に動き出したようで、わたしの人生はここで、本当の意味で始まったと言える、私は、そう思います。
あなたは、ご自分の身体能力について、どんな気持ちを持っていますか?
【遊び心でライブインタラクション】
なにか身体運動をしてみよう。お手玉でも、テニスの壁打ちでも。
* 知らない人とは2メートル以上、間を空けてね!
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