翻訳の話から、私たちが人前で使う言葉について考えてみましょう。
言葉というものは、目で見てすっとわかる、耳で聞いてすっとわかる、の両方が大事です。
日本語は、漢字のおかげで、目で見てすっとわかります。
でも、漢字で書かれている言葉は、耳で聞くと意味がスッと入るわけではないこともあります。
たとえば、セリフによくある、
「はなして」
耳で聞いただけでは、
「離して」
なのか
「話して」
なのか、わかりません。
でも、こうして漢字を使うと、意味はすぐにわかります。
わたしは翻訳するとき、いったんぜんぶひらがなにしてみる時があります。
ひらがなだけで音にして、ちゃんと意味が通じるかを確認するために。
【遊び心Today】
どんなことばを平仮名にしてみますか?
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