バイカル日記8:幹線道路のトイレ事情

朝食も済ませて、移動の貸切バスに乗るために外に出た瞬間、

ゴホッゴホッ!

咳が止まらない。すわ、コロナか?

いえいえ、マイナス19度の大気が一気に肺に入ってきたので、肺が異物感を感じて吐き出そうとしたのです。

Morning Fog on River Angara, Irkutsk

バスは、朝靄に煙るアンガラ川に沿って進みます。

車内と外の気温の差で、窓は真っ白。

Frosen Window, to Baikal,

ガラスにカメラをぺたっと貼り付けて写真を撮ると、

White Burch, roadside to Baikal from Irkutsk.

そう、周りは私の憧れ、白樺林!

朝8時に出発して4時間。12時にお昼ご飯をいただくカフェに到着。

途中、2時間くらいでトイレ休憩。

このトイレ休憩は、お写真を撮るのも憚られたので、撮影しなかったのですが、なかなか興味深かった。

スペースがあり、小屋があり、
おばあちゃんがひとり、猫と一緒に座っている。

そのおばあちゃんにチップを払ってトイレを使うのだ。

おばあちゃんには、ツアーからチップをはらってあるので、わたしたちはここで払わないでオッケー。

トイレは男女に分かれている。

それぞれの個室が、日本の個室トイレの2倍くらい広いと思ってください。

個室の扉は、地上50センチくらいのところにあり、よっこらしょ、と個室に入る。

ところが、扉の高さは低くて、わたしたちが立ち上がると、胸から上が扉の上に出てしまう。
座面に座ってちょうどいいくらい。

もちろん、鍵はかからない。
(本来は、閉まらなくてはなりません)

あ、バルセロナよりまともでしたよ。
ちゃんと水洗は流れるし。

バルセロナでは、
バルセロナオリンピックのあとでしたのに、
トイレの座面が、悉く破壊され、盗まれていました。
なににするんでしょうね。

よって、座れない。
座れないので、どうにかしなくてはなりません。

楽しい経験でした。

綺麗なホテルに泊まっているだけではわからない、
これが大事。

こういうことを知ることで、
お芝居のキャラクターの生活がわかってくるし、
想像できるようになります。

続きでは、4時間後のカフェ昼食をご紹介しますね。
To be continued…


  1. 始まるよバイカル湖日記
  2. 出発から到着までを動画で
  3. 未来の量子力学者の話
  4. ロシアの東京、ウラジオストック
  5. ソヴィエト時代の回想
  6. イルクーツクはマイナス17度
  7. マイナス19度のイルクーツクの夜明け
  8. 幹線道路のトイレ事情
  9. イルクーツクからバイカル湖に到着する4時間を8分の動画に
  10. バイカル湖でいただくモンゴル料理
  11. モンゴルの暮らしを絵で見てみよう
  12. 世にも美しいバイカル湖の動画を追加しました
  13. 馬首岩の鏡面凍湖
  14. 磨いたかのように丸っこくツルツルになる氷
  15. 不思議な凍った光景たち
  16. 巨大な氷柱と異世界への入口
  17. キラキラの氷の洞窟!
  18. オリホン島に泊まってみたよ
  19. 生まれ変わる息ストレッチ
  20. 夢のように美しい氷の洞窟!
  21. 聖地パワースポット氷の洞窟へ
  22. 動画で奇巌をEnjoy!
  23. 北の岬でここでしか味わえない魚を食す
  24. 世界で一番美しいクリスタル氷の山に埋もれてみたよ
  25. バイカル湖でウォッカと回転
  26. 心が先祖返りするほど美しいブリャート共和国の文化
  27. なんて美しいイルクーツク!
  28. ロマンのシベリア鉄道と超可愛いバイカルアザラシ
  29. シベリアにいた日本人と美しく楽しい湖のくらし
  30. ウラジオストック
  31. お食事特集
  32. お土産特集

    アテンドさん、通訳さん、運転手さん、ツアーの仲間の皆さん、ありがとうございました! また必ず会いましょう!

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