成田からイルクーツクのホテルに入るまでの1日目の動画はこちら
ウラジオストックの空港に着いたのは日暮れの頃で、紫系のピンクの実に美しい夕陽が、ほぼ真横から射しているのが、雪の薄い断面をさえますピンクに染め上げて、実に素晴らしい。
この夕焼けは撮りたい、とカメラを向けたら、係官に「Nyet!」と制止されました。
そりゃそうだ、むこうには軍用機。
それにしても、こんな景色は生まれて初めて見た。
美しいシベリア。
正確には、ウラジオストックはシベリアには分類されないですって。
じゃあ、どこかというと、極東。
うーむ。
納得がいかない。
いまでもあるのかしら、米軍のラジオに
Far East Network (AM-810Hz) というのがあってね。
中学から大学まで、ずっとこればかり。
これがわたしの英語力の元なのだ。
で、その Far East Networkの名前について、
Far East つまり、極東って、
え?
日本はアメリカの西にあるじゃんか。
なんで Far East なの?
↑
大英帝国から東へ東へ、東インド会社を超えて、東の最果ての国が日本なんだよ〜
と教わり、だから極東とは日本のことだと思っていた。
ウラジオストックは、
Vladi+Vostok
Vladi = 領土
Vostok = 東
なので、まあ、言うなれば「東京」と同じ意味やね。
おお!ロシア領の東京。すげー。
だから、ロシアの中では、極東地域なのですが、日本語で「極東」と呼ぶとやっぱりちょっと違和感。
わたしの感覚的には、
樺太からキエフまではシベリア「っぽい」と思います。
ここからイルクーツク行きへトランジット。
だんだんロシア語アルファベットを思い出してきました。
トランジットには時間がかかります。
殺風景なコンクリートの壁に挟まれたまま、
立って待ち続ける、のは
まるで1940年代のソヴィエト時代のようです。
(知らんけど)
空港内で働く人は、実に女性が多い。
みんな同じメイクで、
えーと、
金髪をぐいっとポニーテールにしていて、
眉毛を黒くくっきりと蛾眉に描いている。
みんな鼻が長くて大きな二重のグレーの瞳で、
全員、アンドロイドみたいだったよ。
しかも、にこりともしない。
面白い!!!
SF映画のキャラクターみたいだ。
こうして、立って待っている間に
人間観察と、
ロシア語と英語併記の看板を見て単語を確認する
一人遊びをこっそりしていました。
トランジットのためのパスポートコントロールが済むとやっとゆっくり乗り継ぎロビーに座ります。
赤いソファに、自動販売機。
自販機の中は・・・
おお!
信じられません!!!
欧米だった・・・。
ロシアの空港の自販機。
コカコーラとチョコレートバー。
うわーーーー。
時代は変わったんだなあ。
わたしが初めてヨーロッパに来た時、まだソヴィエトでしたから。冷戦状態の。
この興味深い話は次回。
【遊び心Today】
ウラジオストックは、ちょうどANAが直行便を3月16日に飛ばしました。どんな場所か調べてみましょう!
- 始まるよバイカル湖日記
- 出発から到着までを動画で
- 未来の量子力学者の話
- ロシアの東京、ウラジオストック
- ソヴィエト時代の回想
- イルクーツクはマイナス17度
- マイナス19度のイルクーツクの夜明け
- 幹線道路のトイレ事情
- イルクーツクからバイカル湖に到着する4時間を8分の動画に
- バイカル湖でいただくモンゴル料理
- モンゴルの暮らしを絵で見てみよう
- 世にも美しいバイカル湖の動画を追加しました
- 馬首岩の鏡面凍湖
- 磨いたかのように丸っこくツルツルになる氷
- 不思議な凍った光景たち
- 巨大な氷柱と異世界への入口
- キラキラの氷の洞窟!
- オリホン島に泊まってみたよ
- 生まれ変わる息ストレッチ
- 夢のように美しい氷の洞窟!
- 聖地パワースポット氷の洞窟へ
- 動画で奇巌をEnjoy!
- 北の岬でここでしか味わえない魚を食す
- 世界で一番美しいクリスタル氷の山に埋もれてみたよ
- バイカル湖でウォッカと回転
- 心が先祖返りするほど美しいブリャート共和国の文化
- なんて美しいイルクーツク!
- ロマンのシベリア鉄道と超可愛いバイカルアザラシ
- シベリアにいた日本人と美しく楽しい湖のくらし
- ウラジオストック
- お食事特集
- お土産特集
アテンドさん、通訳さん、運転手さん、ツアーの仲間の皆さん、ありがとうございました! また必ず会いましょう!
コメントを残す