今日も名刺の話です。
残念な名刺その2
肩書きだらけで、ちょっと変。
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ここ数年に起業した人に多いようです。
わたし自身、「演出家・俳優・脚本家・翻訳通訳(英日)」と記しているので、とやかく言えないのですが・・・
とくに気をつけたいのは、免許系の肩書きの羅列が多い場合です。
「すごいな、いろんなことができるんですね」という相手からのびっくりを引き出すことはできますが、あまりにたくさん肩書きがあると、仕事の契約に結びつく確率が低くなります。
こんなにいろいろやっていて、
忙しそうだから頼めないな、
いや、
移り気なのかな、
それとも、
一つの肩書きじゃ仕事になってないのかな、
と勘ぐられてしまうかもしれません。
わたしの場合を例にとって説明しますと、「演出家・俳優・脚本家・翻訳通訳(英日)」のような名刺は、単に「へー、いろんなことができるんですね」あどの会話を始めるきっかけにしかなりません。
これは、そこから契約に結びつけるための名刺ではないのです。
わたしはビジネス・コミュニケーションも教えていますが、その契約を結ぶ可能性のある場所に行く時は、ビジネスコミュニケーションを教える人なんだな、ということがわかる別の名刺を持っていきます。
だって、演出家・俳優等々 と言われても、どんなビジネスコミュニケーションを教えることができる人なのか、見当がつきませんよね。
わたしはさらに、NPO法人の理事長もしていますが、そのこともメインの名刺には書いていません。
NPOの仕事をするときは、専用の名刺を使います。
たしかに、
NPO法人の仕事も、
ビジネス・コミュニケーションも、
演劇を演出家として俳優指導にあたってきたからこそできることなので、
それがわかるようにはしますが、
メインの「演出家」名刺は使わないいのです。
一方で、演劇関係のお仕事のときは、すでに相手とどんな仕事ができるか、を話し合ってからお渡しする場合が100%ですので、肩書きになにか書いてあるかはほとんど問題ではなく、ただ連絡先のメモのような感じで使います。
まとめますと、
① パーティーなど不特定多数での名刺交換には、会話を弾ませるために、ちょっとそのパーティーのメンバーがよく知らない身体芸術エリアの人だ、ということで、憶えてもらえ、会話の発端になるための名刺である。
② 身体芸術の仕事の場合は、すでにお互いに何の仕事で会うのか、ホームページや紹介等で知っているので、メールアドレスや名前の漢字などの確認のための名刺となる。
③ 身体芸術以外の、教える仕事などの契約に結びつけるためには、それぞれに特化した契約のための名刺を別に持っていて、使う。
となるわけです。
複数枚の名刺を使う人は多いらしく、わたしもかなり多くの方から、複数枚の名刺をいただきます。
が、複数枚を一度にお渡しするのもまた、肩書き過多と同じで、却ってマイナスですので、気をつけましょう。
【遊び心Today】
何種類かの名刺をデザインしてみましょう!
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手書きスケッチでもいいし、
それぞれに沿ったデザインやキャッチフレーズを考えたりも、
楽しいですね。
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