こんにちは、三輪えり花です。
演技は、読解方法や発声、立ち居振る舞いなど、オンラインで学び、自習できることはたくさんあります。
オンラインで個別自習ができるように、三輪えり花の演劇塾があります。
でも、そのオンライン演劇塾でどうしてもできないことがひとつあります。
それは、リアルなインタラクションを学ぶこと。
こればかりは、相手役がいなくては話になりません。
相手役の息や気分に影響を受けながら自分を調整していく。
理科の実験の前の勉強や、機材の取扱説明書、体育やダンスの振り付けの型などと同じで、書物や動画で学べることはたくさんあります。
たくさんありますし、それをやっておかないで、ただ実践だけ、ばかりなので、ダメなのです。
歯に絹着せぬ物言いを許してもらえれば、日本の俳優はダメ、日本の演劇はダメ、日本のドラマはダメ、日本の映画はダメ、なのです。
なぜなら、スキルが偏りすぎているか、足りなさすぎるているから。
俳優としてかっこいい、味がある、というだけではいけないのです。
9割のタレント系売れっ子俳優・女優は、技術が未熟すぎる。
そして9割の売れてない新劇系小劇場系の俳優・女優も、また、技術が未熟すぎる。
滑舌が悪い、姿勢が悪い、想像力が足りない。
ナチュラルでいいんだと思いこみすぎてキャラクターの時代声や特徴を出せない。
シェイクスピアだからいいんだと思いこみすぎて紋切りがたの全員金太郎飴状態の芝居しかできない。
辛口です。
だって、日本の演者たちに上手くなって欲しいから。
わたしがオンライン演劇塾で教えているのは、英国王立演劇学校のシステム、
感性と
知性と
身体性と
想像力と
ことば
この5つの柱が過不足なく組み合わさる演技術です。
オペラだろうがシェイクスピアだろうが、未来ドラマだろうがアメコミだろうが、欧米の優れた俳優たちがやっていることを、三輪えり花の演劇塾では教えています。
オンラインですから、日本全国津々浦々、そればかりが海外にいても、好きなところで好きな時間に学べ、学び続けることができるのです。
が、できないことがただひとつ。
それが、
「つちかった個人スキルを使って、相手役と交流する」
ことです。
今目の前の人を相手にすること=ライブインタラクションが、オンラインではできない。
けれど、演技を上達させるにはどうしてもライブインタラクションを高めなくてはなりません。
そこで、決断しました。
4月から、リアルに演技を学べるようにします。
単発ではなく、中長期的に演技を磨ける仕組みをつくります。
三輪えり花演技研究所。
詳細はまだ詰めているところです。
明日には、3点ほど特徴をお伝えできると思います。
何か希望や聞きたいことがあれば、ぜひ質問してください。
ブログの英國日記では、テムズ南岸の薔薇座前でトラベル・シェイクスピアをいたしました。
『十二夜』のあのせりふをお届けします。
ブログでご覧ください。https://elicamiwa.com/blog/?p=4586
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