オンラインで演劇?

子:昨日は、演劇だけはオンラインでは
 決してできない、という話を聞きました。

親:でも三輪えり花はオンラインの演劇塾をやっています。

子:矛盾していませんか?

親:そこで、オンラインの演劇塾がなんなのか、
 を検証してみました。

子:で?

親:まず、三輪えり花の演劇塾は、
 演技をする上で必要なことを、
 動画で話したり、彼女がやって見せながら教えている。

子:それじゃ
 生身の相手が今目の前にいて
 その人と台本を使って交流する
 って演劇とは違うんじゃない?

親:そこでわたしは考えました。
 三輪えり花の演劇塾は、
 理科の実験と似たようなものではないか、と。

子:ますますわからん。

親;ほとんどの授業はオンラインでできるけど、
 理科の実験は、実験道具も必要だし、
 何人かでチームを組まなくちゃいけないし、
 絶対にその場にみんなで集まらないと
 できない実験が多いでしょう?

子:うん。

親:だけど、化学式や、
 どの薬品にどんな役割がある、
 とか、事前にこれはこのように
 扱いましょう、とか、
 説明するときは、
 全員そこに集まっている必要はないよね。

子:ない。そうか、
 三輪えり花の演劇塾は、壮大な取説
 (取扱説明書)か! 
 発声や立ち居振る舞いの理想系は
 これですよ、みんな各自で練習してね、と。

親:そのとおり!

子:それで、練習した挙句、
 ほんとのリアル演劇は、
 リアルに集まって、
 リアルに稽古して、
 リアルに舞台に載せるんだ、
 理科の実験みたいに。

親:そうなの。
 三輪えり花の演劇塾のプログラムを
 見ると、俳優一人一人が、
 家で練習できるはずのことを、
 丁寧に教えてるのね。

子:劇団によって、怒鳴ったり、
 小声だったり、発声で喉を潰したり、
 感情だけだったり、
 深読みが浅かったりという
 大矛盾が起きたりするのは、
 いろいろな劇団の俳優訓練法が、
 偏っている場合が多いから、
 とはおもっていたけど、

親:三輪えり花は英国王立演劇アカデミーの、
 れっきとした俳優訓練法を、
 日本全国津々浦々の、
 演劇学校も劇団もないけど
 演劇をやってみたい、
 演技を学んでみたいという人に
 届けようとしているみたい。

親:そのようです。

子:そういえば『英国の演技術』
 『シェイクスピアの演技術』
 『クラシカル・アクティング』
 『インプロ』って、三輪えり花が
 書いたり訳したりしている本は、
 リアル演劇ではないもんね。

親:でも、演劇をする人にとって必要でしょ? 

子:ははあ、なるほど。
 本の内容をさらにわかりやすく、
 文字だけでは伝えきれなかった
 発声や読み方のニュアンス、
 語尾の調子なんかは、
 たしかに動画レッスンになると
 良くわかるよね。
 つまり、立体書籍・
 動画になった書籍、
 という位置付けなのか。

三輪えり花:どうもありがとう、その通りです。

親子:ぎょぎょ、出た、ほんもの!

三輪えり花:わかってくださってありがとう。
 個々人がどんな劇団のどんな演出にも、
 オペラにもミュージカルにもバレエにも
 ジャズダンスにも映画にもテレビにも
 通用する演技力を密かに自習して、
 現場に持っていける実力をつけてもらうために、
 やっています。
 もちろん、できないことは
 たくさんあります。
 あなたがたがおっしゃっていたように、
 リアルで目の前に相手がいないと
 インタラクションは練習できません。
 でも、そればかりは日本全国で
 同時展開は現状、難しい。
 けれど、やはり、それは必要だと
 感じています。そこで・・・亜s;いdgjぱオイルv@ぽ英sdlz;cx、;:b。P P P …

親子:消えた・・・。

子:電波障害ですかね。


さて、ブログのほうでは、ちょっと珍しいものをお見せしています。
ロンドンの始まりのころを教えてくれる遺跡、ロンドンウォールです。

そして!

動画でご紹介するせりふは、
ジュリアス・シーザーの、あの!!せりふです。

シェイクスピアが、あの!せりふをどんな意図で書いたのか、シェイクスピアに代わってご紹介します。

ぜひブログでご覧ください。
https://elicamiwa.com/blog/?p=4575


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