アクトしよう!
観る演劇から、する演劇へ。
Watch to Act
ここでちょっと、演じることについて考えを巡らせてみましょう。
演技表現は、その起源は神様への祈りでした。
憑依という特殊な能力を持つ人だけが、することを許されたのです。
でも、シェイクスピアの時代からは、人間の物語を人間が演じることで、観る人が何かを感じて人生を考えるという働きが生まれました。
チェホフの時代からは、私たち人間はどんなふうに行動するのかを分析するのが面白くなり、
その後継者であるメイエルホリドやブレヒトの時代からは、顔声体を駆使して、非現実だけど深層心理を表現するのが演技表現に加わわりました。
チェホフの時代の終わり頃、ちょうど映画が発明され、観る人がその場にいなくても演じる、という特殊な状況が生まれました。
しかも、、録画であるがゆえに、満足のいくまでいくらでも演じ直すことが可能になったのです。
これが、幸か不幸か、訓練を特に受けなくても演じることができる状況を生み出したのです。
【今週のライブインタラクション】
チェーホフの作品、映画でいいので1本観てみましょう。演じることへの発見があるかも。
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