子:三輪山の南は飛鳥だけど、飛鳥以外に三輪山の周辺で観光できるところはあるの?
親:三輪山から北へ、大和の青垣と称される山々に沿って、日本最古の街道といわれる山辺の道が走ってるんですよ。
子:日本最古!ということは、聖徳太子も、もしかしたら卑弥呼も、ここを通っていたの?
親:三輪山のすぐ近くにある箸墓古墳は卑弥呼の墓ではないかともいわれているから、卑弥呼もここにいたかもしれないよね。
子:で、その山辺の道にはなにかあるの?
親:磐座(いわくら)という岩が祀られている社があるよ。
子:何の変哲もない、ただの小さな岩だけど、なんでこれが祀られてるんだろ。
親:むしろ何の変哲もないのに祀られているところに、ふしぎな由緒を想像せずにはいられないよね。
子:お芝居が書けちゃうね。
親:磐座の先には「狭井(さい)」という神社があるの。山からの湧水が絶えることなく、病を治すというので、病気平癒を祈って訪れる人があとを絶たない。
子:あ、池がある。弁天様かしら。
親:あたり。広島の厳島ってあるじゃない、あそこの神様の分身に来ていただいてるのね。
子:芸能に従事する我々にはとても大事な神様ですね。
ちゃんちゃん。お写真がたっぷりのブログでは、春日大社と興福寺界隈の話も書いてます。↓
山辺の道と奈良の話
コメントを残す