まだまだ梅雨空は続きますが、大学の授業は、春学期が終わろうとしています。
私が演技・舞台表現を教えている、東京藝術大学音楽学部声楽科の授業も、今日が試験を兼ねた演技発表会でした。
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最近は、歌を歌うことや踊りを踊ることに、学生時代から真摯に打ち込んできた人で、演技の上手い人が増えたなあ、と感じます。
私の知っている俳優の中には、芝居の中で歌や踊りが出てくると、二言目には「自分は歌が専門じゃないから」「踊りが専門じゃないから」という人が多いのですが・・・
昔は、オペラ・バレエ・ミュージカルの人は、人工的な声とわざとらしすぎる台詞回しまたは棒読みで、せりふなんかとても言わせられない人が多かった。
けれど、この数年間の声楽科の学部生を見ていると、せりふもどんどん上手くなってきています。
専門俳優たちよ、もう踊れない・歌えない、を逃げ口上にしているじだいではありませんぞ。歌えて、踊れる人がせりふもどんどんうまくなってきているのですもの。
演技とは、演じるとは、心も身体も声も知性も総動員して、物語を信じさせること。だから、もっともっといろんなことを勉強しよう。
【今日のライブインタラクション】
勉強していますか?
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