「私はただ人生の傍観者で、人が楽しんでいるのをみているだけで・・・」
18世紀の英国喜劇『目的のためには手段を選ばず』(オリヴァー・ゴールドスミス作)の一節。
お年頃の男女4人が繰り広げる恋愛コメディから、この5分ほどの小さな一節を、試験として発表。
東京藝術大学音楽学部声楽科2年生たち。
みんな、丁寧にリハーサルを重ねて、とっても面白い良い場面ができました。
台本にあるせりふは、どれひとつとして、キャラクターの頭の中で作られたものではなく、その場での反応から生まれるものであること。
それを演者がわかっていさえすれば、場面はただの視線の応酬や、首の向きだけで一気にコメディとして成立すること。
せりふのないところでの心の言葉を明確に「喋り続ける」こと。
この3点に重点を置いた、つまり
かなり高度な演技指導の授業になりました。
みんな、お疲れ様!
まだまだやることはたくさんあるけど、今回の学びをいろんなところに活かして、成長していってね。
ボーイズが掲げてくれている赤い本は、テキスト『クラシカル・アクティング』。オペラとバレエと古典の翻訳劇をやる人のバイブルです。大事にしてくれるんだね!ありがとう。
別のボーイズが掲げてくれている黄土色のチラシは、私が8月に出演する朗読劇のもの。優しいね!ありがとう。
ガールズも、男役に挑戦したりして、全員が非常にハイレベルでした。
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