何が良くて何が良くないのか、人のを見てわかってくるようになっても、いざ自分のこととなると、直すための練習をしない人がほとんどだと前回、書きました。
一例を挙げれば・・・
身体の姿勢を考えてみましょう。
あいつは猫背だ。
あいつは首が前に突き出ている。
あいつはしゃべる時、うなづきすぎる・・・
では、そういうあなたは?
無くて七癖。
いろいろやってしまっているはずです。
癖を取り去るために
アレクサンダー・テクニックでは、癖をまず取り払い、ニュートラルからいつでも動かしたいところだけ動かせるように訓練します。
英国王立演劇アカデミーはじめ、イギリスやオーストラリアの演劇学校では入学したての頃に徹底的に半年から1年かけて癖を取ります。本格的な演技に入るのはそれからなんだ。
一人でやるなら
さて、専門の先生が近くにいない場合は、稽古の時のご自分を動画で撮りましょう。
それを観るだけでも随分、発見があると思います。
見た目を意識するのは、演じているときはしてはいけないのですが、稽古の時は、「見た目」と思わず、そのキャラクターの「体の使い方」という意識で、どうありたいかをチェックする必要があります。
はたから見ればわかるのに、自分ではできていないし、なかなか直そうとしない例として、わかりやすいものを挙げましたが、発声や滑舌、セリフの抑揚やリズム感、もっと深めた感覚的なものなど、やるべきことはたくさんありますね。
【今日のライブインタラクション】
稽古を動画に撮って、観てみよう。稽古は家でも大丈夫。立って動いている状態を撮ること。
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