裏切られた時の一言:ポーシャ編

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今日の『ヴェニスの商人』からの一言は、

“That cannot be.”

です。

バッサニオが、法学博士(実はポーシャ)にどうしてもお礼がしたいとPressed him (her) farしたため、ポーシャは、夫となったバッサニオに愛の誓いとして渡した指輪を、「ください」と言ってみました。
バッサニオは、それを拒絶し、ポーシャは内心ホッとしました。

が、それも束の間、すぐにバッサニオの下僕が追いかけてきて、「うちの旦那様がやっぱりこれあげるとのことで」と、あろうことか、愛の誓いのその指輪、決してその身から話さないと誓ったその指輪を、法学博士(実はポーシャ)にやってしまうわけです。

その瞬間に出たのが、
That cannot be.

どんな気持ちの言葉でしょう?

実はこのせりふの直前、下僕のグラシアーノはこう言っています。

「うちの旦那様がやっぱりこれあげるとのことで、この指輪をお渡しし、ぜひお夕食でもと、ご招待を」

それに対する返答ですから、
That cannot be.
は、「それは無理なことなのです」、と夕食へのお招きに対する否定のことばになるでしょう。

けれど、三輪えり花の英語的な感覚では、
That cannot be.
は、自分への愛の誓いの指輪を渡すなんて、that cannot be!!!!
と言っているように聞こえます。
よって、気持ちは

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「まじありえへん」


【今日のライブインタラクション】

信じていた誰かに裏切られたとき、最初に口から出た言葉は?


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