What, No More? え、それだけ?

今週末の金沢での、
池辺晋一郎先生との
シェイクスピア対談を控え、

ご紹介するシェイクスピア
関連のスライド作りも、
昨日やってしまいました。

楽しみです。

というわけで、久しぶりに
『ヴェニスの商人』の、

日常でも使える名科白を
ご紹介しましょう。

  What, no more?

「え、それだけ?」

愛しのバッサニオの
親友アントニオが
借金のかたに
殺されそうだ

というので、ポーシャは
どれほどの借金だったのか
を尋ねます。

するとバッサニオは
「三千ダカット」
と答えます。

日本円にして3億円くらい。

それを聞いたポーシャの
答が、それ。

ポーシャがどれほど
お金持ちか、わかります。

この言い回し、いろいろなところで使えますよ。

お給料が安い時も。

やろうと思っていた作業が
すぐに終わった時も。

相手から褒め言葉が
すくなかった時も(これは冗談でね)。

相手からいろいろ言われた後でも。

さて、この後、ポーシャは、

「三千ダカットの三倍、
さらにその三倍、
用意して差し上げます」

と断言し、

お金を持たせて
バッサニオをヴェニスへ
送り返します。

彼をヴェニスへ送り返す際、実は結構キリスト教徒としてはいろいろある。

それについては、知っておくととっても役に立つので、次回。

【今日のライブインタラクション】
「What, no more?」あなたはいつどんな場面で使いますか?


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