『ヴェニスの商人』主人公の一人、ヴェニスの貧乏貴族バッサニオ。
バッサニオはベルモント島のポーシャに一目惚れして、プロポーズにやってきます。
アントニオの身体を担保にしてシャイロックから借りた三千ダカットで用意したのは?
豪華な船と
音楽と
何十人もの従者と
世界中から集めた素晴らしい宝物の数々
花に果物に絹に・・・
一体なぜそれほど飾り立てたのでしょう?
ほかのプロポーザーたちよりも豪華にしたいから。
当時、結婚は、お金の量で決まりました。
だからバッサニオが、ポーシャもお金で結婚相手を判断すると考えても不思議はありません。
しかし他のプロポーザーたちは、モロッコの王子や、アラゴンの王子や、ザクソン皇帝の甥や・・・と名だたる資産家ばかり。
(ちなみに、そこに列挙される名前は、エリザベス1世の結婚相手として候補に挙がった人々です!)
バッサニオはそれに勝たなくてはならなかったので、3000ダカットもの金が必要だったのですね。
大資産家のポーシャとしては、結婚をどう考えていたのでしょう?
【今日のライブインタラクション】
あなたがものすごいお金を持っていて、それを管理しなければならないとして、娘の結婚相手に貧乏な人を選びますか?
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