夢を生きる人であれ

ここのところ、夢を持って生きることをテーマにしたレッスンをお届けして来ました。

なぜなら、私自身が、舞台人として仕事をしているのは、ただの自己満足なのでは無いか、という悩みをずっと抱えており、なかなか、「私は使命と誇りを持って仕事をしています」と言えなかったのです。

鉛筆一本を販売している人の方がよほど社会の役に立っているよね、と。

仕事自体は楽しいけれど、一体私は誰かの役に立っているのだろうか。

そんな迷いがあっては、仕事の質が高くなるはずがありません。

私の場合は、幸い、大学などで教える仕事もありましたから、生活に窮することも無く、とにかく続けてきましたが、誰の役に立っているかもわからない、稼ぎもない、という状態では、

やめようか、続けようか、という迷いが生まれるのも当然です。

教える仕事をしている人を、「芝居だけで食べてるわけじゃないなら、プロじゃないじゃん」という風潮もあります。

ま、モーツァルトもベートーヴェンも、教えることで食べていたのですから、言いたい人には言わせておけばいい。

けれど、「誰の役に立っているのか?」は由々しき問題です。

自分は誰かの役に立っている、その思いが信じられれば、どんなに辛くても芸術を続けていくことができます。

【今日のライブインタラクション】

「私の夢は価値がある!」と声に出して言ってみよう。


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