たちふるまい? たちいふるまい?

演技や舞台での表現を指導している際、よく聞くのが「たちふるまい」という言い回しです。

皆さんはどちらを使っていますか?

動きの動作のことを指すなら、正しくは、

たち・い・ふるまい

です。

立ち居振る舞い。

立つこと、居ること、行動(ふるまい)の方法が、このことばに含まれています。

一方、

たち・ふるまい

とは、

「ふるまい」の意味がそもそも、動作や行動のことではなく、「ご馳走する」という意味になります。

お酒をふるまう、などで使う方の意味ですね。

立つ相手に、相手にお酒などを進めるというのが、

たち・ふるまい

の意味です。

立つ相手にお酒をすすめる?

そんな状況があるのでしょうか?

はい、なんと、旅立ちのときに、門出のときです。

相手はもう旅支度で立って、道に出て行くところ、という様子ですね。

これが転じて、「おもてなし」という意味になりました。

新しい現代語辞書では、「たちふるまい」も行動や動作の「たち・い・ふるまい」と同義、としているようです。

わたしは、立ち居振る舞いが専門分野なだけに、気になってしまうんだなあ。

【今日のライブインタラクション】

たちいふるまいを見直してみましょう


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