オセロースタディプログラム修了

今回のシェイクスピア遊び語りでは、せっかく私たちがリハーサルしているのだから、それをみて、そして実際にやってみて、シェイクスピアの演技術を身につけたらどうか、と、オセロースタディプログラム(OSP)という学びの場を作りました。

これはプロと同じ舞台に立てる、しかも主役として立てる、というもの。シェイクスピアの主役なんてやりたくても配役されないことが98%。主役をやれる、しかもプロと一緒に。

ということで、週に4日間、みっちりと訓練を積んできました。

このプログラムの特色は、公演後に振り返りワークが有るというもの。

私も数々の公演を演出し、演劇学校でも教えてきましたが、公演がないと上手くはならないのは確か。が、実際は公演のために表向きを整えるだけが精一杯で、本質的、基礎の基礎が疎かになったまま進んだり、まや、公演後は打ち上げて先輩に泣かされて終わり、公演自体を本当に復習する機会がないので、一向に伸びない。

それが日本の演劇界と俳優訓練なので、だから俳優が育たないのだと私は常々考えてきました。

それで今回は、公演後の復習ワークの1週間を作り、どうしてもリベンジしたい箇所を集中的に稽古してる、また改めて、広い空間で発表するという場を作りました。

その復習発表会が昨日、6月17日の日曜日にありました。

みんなの公演後の進歩がまた素晴らしく、公演後の振り返りワークの大事さが証明されたと感じています。

そのあとは三輪えり花の特製ローストビーフと、鯛のロースト、バカラのグラスとロイヤルアルバートのお皿、英国王室宝石商ガラードの銀器で、正式なディナーで本物の打ち上げです。

良い食器と正式なテーブルセッティングで姿勢を正して食事を楽しむのも、レッスンのひとつ。翻訳劇のみならず、「正式」を知らない俳優、「本物」を知っている俳優は、登場人物や台本読解と、演技の幅と機会が格段にに拡がります。

今回は、お片づけの後なので服装だけはカジュアル。

みんなのホッとした笑顔をぜひご覧ください。

【今日のライブインタラクション】

正式な動作をひとつだけ使ってみよう。


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