“I never did repent for doing good,”
「良いことをして後悔したことは一度もありません」
『ヴェニスの商人』で、夫のバッサニオをヴェニスへ送り出したポーシャは言います。英語の言い回しとしても覚えやすいせりふですが、ポーシャがこれを言うのはなぜだと思いますか?
もしかしたら、事実上結ばれる前に夫を莫大なお金と共にヴェニスへ送り出してしまったことに不安を感じているのかもしれません。それだけのお金があれば、バッサニオは一生、ヴェニスで遊んで暮らせそうです。男友達のアントニオのほうを大事に思ってここには戻ってこないかもしれないからです。
このように、言っていることとは少し逆の意味や気分を感じているときは私たちにもよくあることです。
「大丈夫」と言う場合などはとくにそうですね。大丈夫じゃないことがよくわかっていて、言う場合が多いと思いません?
【今日のライブインタラクション】
相手のことばの裏にある気持ちに気づこうとしてみよう
コメントを残す