舞台『私は太田、広島の川』

清らかで明るい希望と感動を届けてくれる
舞台公演をご覧になりませんか?

広島がヒロシマになった日のことを、

アメリカの大統領執務室の歴史的会話記録と、
広島に住む年若い姉弟の会話と、

そして肥沃な広島デルタ地帯を作った
太田川が美しくのどかな風景を語る、

フランスで賞をとったお芝居。

フランス政府から芸術文化勲章をいただいている
演出家・翻訳家の岡田正子先生に選ばれ、

三輪えり花が太田川の精霊を演じます。

ぜひシェアしてください。
本当に素晴らしいお芝居。

私も心して、穏やかで悠々とした太田川に挑戦しています。

フランス現代劇 私は太田、広島の川〜朝は、夜の闇に包まれた〜
作 ジャン・ポール アレーグル  Jean-Paul Alègre
翻訳・演出 岡田正子

アレーグルの限りない優しさ、烈しい怒り、細緻。
我々に、そして世界の人々に呼びかける。
” この焔を必ず消そう !”

太田川は大自然の象徴、人々の心のよりどころ。
姉と弟は広島と東京に住み、質素でシンプルな市民の営みがある。
USAはマンハッタン計画に突入。
歴史にも類を見ない市民を標的にした人体実験の日が迫りくる。
ついにエノラ・ゲイ機が飛び立つ。
史実に基づくUSAの真実をアレーグルは明白に描いている。
太田川の相生橋が標的に。太田川は爆死するが、 再び生き返り力を振り絞って呼びかける。
我々に。そして世界の人々に。

2018年秋 再々演決定
2017年フランス青少年文学賞受賞(現代劇作品部門)
平成30年度(第73回)文化庁芸術祭参加作品

STORY

この劇は 32景から成り、長い間すべてを見つめてきた太田川が芯となって進められていく。広島では穏やかで安らかな日々が流れている。 一方アメリカではピエール・キュリーの呼びかけも空しく、
〈マンハッタン計画〉が科学者や推進派らの手によって綿密に スピーディに進められている。そして、ついにエノラ・ゲイ機は飛び立つ。 1945年 8月、広島はいつもと同じ眩しい朝、 突如一万メートルの高さから原爆が投下された。 太田川は被害者や死者のことを伝え、我々に訴え続ける。 人間の尊厳を!平和の尊さを!大自然の美しさを!皆で守って!と。

公演期間

2018年11月1日(木)〜4日(日)
1日(木)開演19:00 (開場18:30)
2日(金)開演14:00 (開場13:30)
開演19:00 (開場18:30)
3日(土)開演14:00 (開場13:30)
開演19:00 (開場18:30)
4日(日)開演14:00 (開場13:30)

受付開始は開演の45分前からになります。

場所

池袋シアターグリーン ビックツリーシアター
住所 豊島区南池袋2-20-4 / Tel.03-3983-0644

《CAST》
三輪えり花・鷲巣照織・伊沢 弘・坂本岳大・高橋信康・鍵本景子・榎 太誠・福地 涼・楚南勇真
館林敦士・瀬藤洋子・井上多美子

《チケット》(日時指定・全席自由)
一 般:前売 3,800円/当日 4,300円/学生 2,500円
豊島区民:前売 3,500円/当日 4,000円/学生 2,200円
障がい者手帳等お持ちの方:各券種 500 円引
(公演当日学生証提示)

《チケットご予約・ご購入》
インターネット(パソコン・携帯) https://www.quartet-online.net/ticket/moi_ota
電話予約 080-7757-6770(火曜定休)

 

ジャン・ポール アレーグル(作家)

1951年生まれ。現代劇作家の中で最も注目されている一人で ある。作品は、英語、ドイツ語、スペイン語など 20ヵ国語に 訳され、35ヵ国にも及ぶ国々で上演されている。また、フラン スで最も上演回数の多い作家の一人である。2004年『アニェス・ ベラドンヌ』でアカデミーフランセーズ(エミール・オージェ賞) 受賞。『行き交い』では、2003年リヨン市フェスティバル劇作 家賞受賞。2007年にはフランス政府より文化勲章(シュバリエ) が贈られた。2011年 1月までフランス劇作家協会会長を務め たのち、SACD(劇作家並びに劇作曲家協会)の演劇部門ディレクターに選出される 。
〈 テアトルデュフィルアリアンヌ 〉を1970 年に設立 。 以後、現代に至るまで精力的に数多くの優れた作品を生み出し、訳・脚色も手掛けている。妻のアニーク・ キュニーは元女優で、アレーグルによると大事な助言者であるとのこと。2012年 4月 24日、広島県の平和記念館を訪れ、広島知事・湯崎氏と感動的出会いがあった。「日 仏文化協会ボー・レザン」の記念祝賀会が広島美術館で開かれており、アレーグルも主催者 側の一人として参加していたため、そういった一連の流れを経て、この戯曲は生まれた。

岡田正子(翻訳・演出家)

1929年東京生まれ。小林正、鈴木力衛にフランス語を学ぶ。 文化学院卒。1952年に渡仏、パリで日本人として初めてベラ・ レーヌ女史に師事。ベラ・レーヌ・システム(演技の基礎訓練) を教えることを許される。1964年帰国後、現在に至るまでそ の普及に努める。1969年から 83年までニコラ・バタイユの日 本での演劇活動を訳者、演出助手の立場で支え、24作品に参 加。『テリエ館』は 1975年度の、『ボンソワール・オッフェン バック』は 1976年度の芸術祭優秀賞を参加者全員が受賞して いる。1983年より、日本に知られていないフランスの優れた作品を翻訳・演出し、初演を続 ける。アレーグルとは『 急流の男 』『人生の始まりは劇場から』(02年初演)で出会う。その後数々のアレーグル作品の日仏同時初演、日本初演の翻訳・演出を手掛ける。2011年 4月には『天国への二枚の切符』の世界初演を果たし、翌 2012年再演、 好評を博す。1996年フランス政府より芸術文化勲章(シュバリエ)を贈られる。また2011年、長年に渡るフランスの作家紹介・擁護に対して、フランスの SACD(劇作家並びに劇作曲家協 会)から最高の栄誉である「ボーマルシェ賞」(メダル)を、日本人として初めて贈られる。

《STAFF》
美 術:皿田圭作 / 照 明:朝日一真 / 衣 装:井上よしみ / 演出助手:坂本岳大・高橋信康
舞台監督:川前英典 / 音 楽:北爪道夫 / 音 響:富田健治 (TEO) / 舞台写真:中川忠満
制作協力:貝山幸子・深尾香子・東山凛子・湊 惠美子・増田若菜

《お問合せ》
E-mail fec.msk@gmail.com
フランス演劇クレアシオン
ホームページ http://fec-msk.sakura.ne.jp/
電話 080-7757-6770(火曜定休)

チラシ制作:株式会社 CIA・株式会社 MUSEE キャトルヴァンアン
著作権代理:株式会社 フランス著作権事務所

後援:広島市 豊島区 協賛:鹿島建設株式会社
協賛:鹿島建設株式会社
協力:Acture 劇団ひまわり
制作・主催:フランス演劇クレアシオン


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