シャイロックは悪い親か?

昨日のオペラの本番は、高校生たちをいたく感動させられたようです。
三輪えり花も小さな四重唱でしたが、オペラデビューということで、日本でもトップクラスの素晴らしいプロのオペラ歌手たちから拍手をいただき、こっそり感激しております。

オペラのお写真や感想等については、別ブログにしますので、またご案内しますね。

さて、今日の『ヴェニスの商人』は・・・

娘に対しても親子の情を感じさせないシャイロックなら、ただの悪者として、娘に捨てられ、最後に罰を受け、笑われても仕方ありません。

これは、ユダヤ人かどうかという問題ではなく、人間としての問題ですから、どの民族でもあり得ます。

けれど『ヴェニスの商人』のキリスト教の登場人物たちはシャイロックをユダヤ人として差別します。

現代に生きる私たちは、そこをどうやって、親子の情もない一人の男として表現できるか、に大きな課題があります。

けれどどうあがいても、ユダヤ人を悪者にしている、という印象から離れるのは難しいかもしれません。

解決策のひとつとして、シャイロックを悪人にしない、という手があります。

【今日のライブインタラクション】
あなたが演出するとしたら、シャイロックをどうしますか?


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