目には目を(シェイクスピア風に言うと)

『ヴェニスの商人』悪役シャイロックは、自分がユダヤ人であるというそれだけの理由でキリスト教徒のアントニオに蔑まれ足蹴にされてきたと訴えます。

「ユダヤ人には目が無いか? ユダヤ人には手が無いか?」と問いかけ、キリスト教徒と同じように痛がり、寒がり、血を流す、と続けます。

同じ人間として平等なのだと、彼なりに訴えるわけです。

これをシェイクスピアは、まだ「人間平等」という概念が生まれる200年も前に書いたのです!

(人間平等の概念はフランス革命の頃に広まりました)

人間平等とは、相手も自分と同じように痛みと喜びを感じると認めることだと私は思います。
よって、相手の嫌がることはしない。
そして、互いに喜び合えることを求める。

その点では、大人と子供の関係にもあてはまります。
人種差別という地球規模の問題も大事ですが、身の回りで、上司・部下・配偶者・子供・親に対して、人間平等の概念を持って接していますか?

【今日のライブインタラクション】
相手も自分と同じように痛みと喜びを感じるという視点で、身の回りの人に接してみよう。


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