『ヴェニスの商人』はユダヤ人シャイロックがケチで残酷に描かれ、最後は破滅すると思われることから、ユダヤ人差別主義の芝居と考えられてきました。
けれど、本当にそうでしょうか?
ちょっと検証してみましょう。
英語の言い回しにすると長いので日本語で紹介しますが、こんな科白があります。
アントニオの船が難破してシャイロックに借金が返せないことがわかったとき、シャイロックは
「見てろ、契約通り、アントニオの肉をとってやる」
という類のことを言います。
すると市場でそれを聞いていたキリスト教徒が
「シャイロック、いくら何でも本当に肉を切るつもりはあるまい? 何の役にも立たないものを」
と尋ねます。
シャイロックの答えは?
「釣りの餌にはなる」
わお、ひどいですね。
続きは次回。
【今日のライブインタラクション】
どうしても憎くてたまらない人に仕返しできるチャンスがきたら、あなたならどうする?
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