舞台での演技 足の置き方

 舞台の上での足の使い方を連続してお届けしています。
立っている時の足の置き方を工夫して、そこで体重移動を使うと、足音の邪魔なく、沢山の表現が可能だと、前回、お伝えしました。
今日は、脚の形について、です。
まず女性!
ロングスカートで見えないからといって気を抜いて欲しくないのが、つま先の置き方です。
日本の女子学生は、バレエを習っている人以外はほぼ全員つま先を内側に向けてしまっています。
つま先が内向きだと
非常に子供っぽく見えます。
体重が安定しませんので、何かあるとコケます。
背中を安定させることができないので、歌にも声にもストレスがかかります。
膝を硬直させないとしっかり立てないので、歌や声に必要な安定したリラクゼーションができません。
膝が硬直するので、動きが硬くなり、自然な反応も抑えられてしまい、演技が下手に見えます。
良いことがひとつもありませんね。
つま先の内向きは絶対にやめてください。
続いて、男性です。
男性はズボンなので脚の形が見えます。
でも、日本人の多くはO脚。。。
まだ若い人は、バレエダンサーの立ち方を勉強してください。
ゆっくりですが膝がスッと伸びていき、背も高く見えるようになるでしょう。
もう無理、と思う人は、脚を前後にクロスさせ、膝と膝の隙間が見えない立ち方を工夫してみましょう。
もちろん、常にその立ち方では幅広い演技や、堂々たる動きは制限されてしまうので、常に、というわけではないのですが、上品な上流階級の役の時は気をつけるとずいぶん違います。
そうね、やはりバレエの立ち方は男女ともに、年齢を問わずにやった方が良いです。
立ち方、歩き方、歩数など、舞台に生きる脚関連の表現を伝えてきました。
質問があればお気軽にこのメールに返信してきださいな。
次回は、独白やアリアについてお話しします。
【今日のライブインタラクション】
バレエの基礎訓練に行ってみよう!
あ、バレエの先生には、舞台での足の形を綺麗にしたいんです、と目的をお伝えすると良いと思います。

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