舞台での演技 脚の使い方

私が演技を教えている東京藝術大学の声楽科では、グループで演技の発表をします。昨年度は特に優秀で、みんな本当にセンスの良い場面を作り上げてきました。
一方で、わずか15回の授業では取り上げられなかった点がいくつもあります。
そこで、このブログで、それらのポイントを数回にわたってお届けします。
まず、足の処理、ですね。
舞台では、ナチュラルで自然に見えるのが一番ですよね。
ところが、多くの場合、登場人物がナチュラルで自然にリアルにそこにいるというより、緊張している演者の必死さが自然にリアルに出ているだけ、となってしまいます。
そこで気をつけたいのが、足。
足をジタバタさせるのをやめましょう。
ことに、ドラマが盛り上がる箇所や、焦っている登場人物を演じるために、ドタドタと足で焦りを表現しがちです。
やめましょう。
登場人物の焦りはおそらくもっと静かで凝縮されたものです。
大人の登場人物でしたらなおさらです。
日本はみんな大人になっても子供っぽくわちゃわちゃするので、それが自然なのかもしれませんが、オペラや翻訳劇では、大人の登場人物はそうはしません。
でも、足をドタバタさせないって、どうすればいいの?
続きはこちら。
【今日のライブインタラクション】
普段、どんな風に足を使っているか、意識してみましょう

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