Tall Tree, Deep Root

みなさんこんにちは、三輪えり花です。

先日、こんな大木を発見しました。

なんだかおわかりですか?

桜です!

一本の木のはずですが、

根っこが左右にクロスして伸びていて、

なんというか、

ものすごい生命力を感じます。

絵描きさんなら描きたい

気持ちになるのではないでしょうか。

上に伸びる力、外に張る力。

これは俳優にも大事です。

日本人は我慢を得意とする

民族だと思いますが、

そのせいで俳優たちは

ついエネルギーを内に

しまいこんでしまいがち。

怒りも悲しみも喜びも、

肩を竦めて下を向いて

胃を引っ込めてしまう演者が

多いと思いませんか?

本人は、じゅうぶんに感情を

感じているはずなのですが、

それが私たち観客に

伝わってこないのが問題です。

心当たりのある俳優さんたちは、

ぜひこの桜の大木を眺めて、

上に伸び、外に張り、

というエネルギーを

ぜひ感じてみてください。

私が訓練を受けてきた

英国王立演劇アカデミー

RADAでは

身体表現の授業で、こうした

自然界のエネルギーが感じられる

写真をたくさん眺め、

自分のボディでそれを

表現しようとする時間が

たくさんあります。

ここで、上へ、外へ、という

エネルギーワークを行うと、

気づくことがあります。

それは、この大木と同じ。

上に高く伸びている分だけ

根っこは深く下へ伸びている。

外へ枝を張る分だけ

根っこも四方へ伸びている。

つまり、

目に見えるところだけ

伸びているわけではない

ということです。

俳優も、自分の身体のおへそのあたりが

この桜の地面だと思ってみてください。

上半身は上へ外へ。

下半身は下へ外へ。

大地を下へグッと踏みしめると

さらに体が上に伸びる気がします。

上に伸びる分だけ根は深く、

外へ広がる分だけ根も広がる。

ぜひこれをこれからの演技に

活用してみてくださいね!

【今日のライブインタラクション】

上に行きたい時は、下を踏みしめてみよう。

今日も良い1日を!

Laugh, Love, Live!

ELICA MIWA


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